~前回までのあらすじ~
ナメック星爆発まであと3分、ドラゴンボールは前回のあらすじ最長記録ギネス登録するべきだ。
さて、東京湾一周サイクリング(後編)は久里浜フェリーからスタート。
フェリーは順調に進みます、千葉の金谷までたった35分。
デッキで持ってきたオニギリと金沢旅行土産の和菓子を頂く、ウンマー。
船ってなかなか乗る機会も少ないのでせっかくだから船内をウロチョロしてみますか。
デッキは滑りやすい、SPD-SLシューズなので尚更、階段で一度コケそうになった。
船内は広く貨物・客室・デッキの三層になってました、内部には売店もアリでメシや飲み物にも困らないみたいです、トイレもちゃんとあります。
大混雑の航路は大きな船が沢山見られます。
あの巨大なコンテナ船の中身は何だろう?密航者が入ってたりして。
あんな巨大な鉄の塊が海に浮く船のフシギ。
あっという間に千葉が見えてきました、沖から近い所は漁業っぽい小船も沢山。
金谷港
これからクルっと反転してあそこに接岸するみたい。
最下層に降りて下船の準備。
バイクや自転車が先に出られるみたいでゲートが空くのを待ちます。
船を出ました、車も続々と出てきます。
アクアライン値下げで車も少ないかと思いきやそうでもなさそう?
アクアラインまで走ると遠回りな位置の人にはまだまだ使える路線なのかもしれませんね。
アクアラインは自転車が通れないのでもしこのフェリーが無くなってしまうと東京から千葉へ船で渡る手段が無くなってしまうのだろうか?
乗ってきたフェリー「くりはま丸」、でっかいなぁ。
さらばくりはま丸!また会おう!
港の周りは特に何もなし、サクっと出発します。
道路は山道って感じでこちらはツーリングのバイク集団が多いです。
ハーレーいいなぁ。
あ、久里浜も意外と海がきれいだったけどこっちの金谷の方はさらに綺麗かも。
ここで問題が発生。金谷から走り初めてすぐに左足のヒザに違和感を感じる、なにか動きがひっかかる感じ、以前左ヒザの半月版を痛めてるのでたまに違和感はあるのだけどなんだかズクズクと鈍い微妙な違和感。
位置は道中のまだ半分、とりあえず走行するのには問題ないレベルなので走るしかない、気にせず行こう。
ドライブインかな、うまいもん食えそうだけどもフェリーの中で食べたオニギリでお腹はいっぱい、ここはパスしとこう。
ん?道端にへんなの発見。
黄金井戸だって、ちょっと自転車とめて見てみるか。
なにやらヒカリゴケがあるそうです。
うーん…黄金?
夜になったら光ったりもするのだろうか?
金谷からも極力海側を走ります、とにかくバイクが多い、きもちよさそうだ。
自転車だって疲れるけどきもちいいもんね、エンジンが自分自身だっていうのがいいんだ。
…しかし…左ヒザの鈍痛がだんたん強くなってきたような、ペダルを回す度に違和感が凄い。
アクアラインを過ぎた頃、どうしようもなく痛くなってくる左ヒザ、なんだこれ?いままでこんな痛くなった事ないんですけどーっ。
ヒザはとくに腫れてもいないし熱もあるわけでもない、でもとにかく痛い、ドリンクも切れてしまったのでコンビニで休憩。
ガリガリ君ぶどう味、うますぎる!
ちょっとリフレッシュ。
ペダルこいでなければ足の痛みもまったく無し、これならたいした問題ではないんじゃないかな。
千葉の工業地帯を走行。
あーっいーっうーっ
人の居ないところで足の痛みに負けてうめき声をあげつつ走る。
これは…もうどうしようもなくなってきた、ペダルが回せないほどすごい激痛、ペダルを回すたびにヒザを針で刺されたような痛み。左足をボトルゲージにのっけて右足一本で漕いだほうがマシ、なんかの修行みたいなペダリングになっちゃうけどしかたない。
ここから自宅までは軽く見てもあと50キロ、荒川サイクリングロードにさえ入れれば信号にひっかからないしなんとか帰れると思って痛みに耐えてきたがどうやってもペダルを回せなくなってしまった。
気がつけば千葉みなと駅までなんとか到着。近くの公園でちょっと休んでみよう、足を動かさなければ痛みもないので。
自転車を降りて公園内を歩くもすんごい痛い、ベンチに座ると一気に眠気が、朝4時出発で時刻は既に夕方4時すこし寝てみるか。
~30分後~
ヘックショイァッ とクシャミで目が覚める、今日は曇りで寒い、レーパンにウェアなので自転車から降りてしまうとすんごい寒い、ガタガタと震える。
さて、足の方は…
動かない、まったく動かない、いや一応動くのだけど一ミリ動かすだけで激痛、だから頭が足を動かす事を躊躇っているのだ、休憩したらさらに悪化してたよこれはアカン…。
時間も夕方になって日暮れも近くなってきた、残念だけどここでリタイアするしかなさそうだ。
目の前が駅なので輪行袋コクーンを持っていればここから電車で帰れるのになぁ、まさかリタイアするなんて考えなかったから置いてきちゃったよ。
やむなく自宅に電話入れてみる…
プルルル プルルル ガチャ
(´・ω・`)
「あのぅ~奥様、あんよ動かなくなっちゃった、すみませんがお迎えキボンヌ」
(゜Д゜)
「ハァ?自転車入れて電車に乗れる袋買ったんじゃないの?」
(´・ω・`) 「それがですね、まさかリタイアなんて思わなかったから家に置いてきちゃったんですよ…」
(゜Д゜)
「何ソレ?袋買った意味ないじゃん!バーカバーカ」
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
奥様に罵倒され悔しいのでやっぱり自力で帰る事を試してみる(`・ω・´)+
やっぱりだめorz ぜんぜん歩けない(笑)
結局、父に電話して首都高で向かえに来てもらう事に。
とりあえずリタイア決意して迎えも確保できて気がラクになったので迎えにきてもらうまでの時間じっとしてるのも寒いだけなので行ける所までは進んで連絡をとりあってピックアップしてもらう事にした。
激痛ながらむりやりペダルを回すとなんとか痛みも少なく回せるやり方もみつかって結局は船橋の駅付近で迎えの車と合流、ここでリタイアとなりました。
あぁぁあぁぁぁ…リタイヤ…orz
走行距離 194km
走行時間 9時間
とりあえず最長距離走行の更新はできたのでヨシとするか…
しかし問題はまだ続くのであった。
【後日編に続く】
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