国民審査制度をご存知ですか?
これを簡単・乱暴に言ってしまえば「
最高裁判所裁判官をクビに出来る制度」です。
今月8月30日に投開票される衆議院と一緒に国民審査が行われます、しかしこの制度自体が国民に浸透しているかと言えばそうではないですよね、投票用紙を渡された瞬間に思い出す方も多いのではと思います。
この制度には数々の問題があります。
【問題点】
最高裁判官が担当した裁判の事なんてなかなか覚えてられない。
そもそも裁判の資料も少ない、又、国民に伝わる情報は情報発信者のバイアスのかかった物だったり。
国民の興味のない物なのでなかなかTVやマスコミも取り上げない。
裁判官を罷免させるには投票者の
過半数の×が必要。(ハードルが高すぎる)
結果
、過去から現在においてこの制度で罷免された最高裁裁判官は一人も居ません(最大で15%の×があったくらい、…でもこの制度で15%ってのも凄いと思いますね、どんな裁判員だったんだろう)
私たちは裁判とはなかなか縁のない生活を送る者達ですので裁判の事考えていればメシに困らない人たちとは違いますから、国民がチェックできるかと言えばなかなか難しい事です。
しかし形骸化してしまってるとは言え無くしていいかと言えばそうではないと個人的には思います、やはりどんな事も国民がチェックできる環境にしなと腐る一方です。(警察組織がいい例ですね)
あまりにも形骸化したこの制度、軽く調べたら廃止の動きもあるようです、変わりに参議院にチェックさせようという動きもあるようですが政治家だけに任せてしまうのも問題がまた出てくるでしょうね。
形骸化を防ぐ良い方法を政治家さん達に考えて頂きたいと思います。
ちょっと話はズレますが…
高い倫理観を求められる政治家や公務員の一部には点数付きの免許制度なんてどうでしょうかね?運転免許と同じで点数無くなったらアウトです。
あくまでシロートによるチラシ裏な個人的な意見なのはご了承下さい。
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